これは夢の話しである(亡き父タクシーで帰宅する編)
2015.04.22 Wednesday
元気だった父が突然亡くなったのは3年前。
大動脈破裂だった。
家族のもとから駆け足で天国へ行ってしまった父。
何の準備も予兆もメッセージも無いまま。
父がいなくなった喪失感は大きかった。
父が亡くなってから半年後の事だ。
夢の中で、父はタクシーに乗り家に帰宅した。
家の前に一台のタクシーが停まった。
「 ただいま !!」
と勢いよく玄関の扉を開けた父・・・
「 お父さん!!」 Σ(゚Д゚)
母と私は父に駆け寄った。
( 登場人物は父、そして母と私だ。)
なんで? どうやって帰ってこれたの??・・・
母は大慌てで、父の為に食事の支度をはじめる。
父 「 頭の傷が、なかなか治らなくて・・・やっと帰ってこれた!」
そう言うと、頭の傷を指差し、見せようとする。
私 「 へ〜ほんとに・・・」と父の顔をまじかで見ると、
白髪だった頭は、黒々として70代だったはずの父は40代の頃に
若返っていた。
古いアルバムに写っている、若いころの父そのものだった。
安心した表情で、ゆったりとお茶を飲む父。
しばらくすると、「 じゃ〜そろそろ帰らなくちゃ!」 と
父が玄関の扉を開けた。
そこで目が覚めた・゜・。
あまりにも鮮明で、不思議な夢なのだ。
時間が経つにつれ、夢と分かっていても、もっと父に聞きたい事があったのだ。
もう一度、父に会って話したいと思った・・・
しかし、この夢には続きがあった。
父に会いたいという私の願いは、意外と早く叶うことになるのだった。